家計簿アプリ「Zaim」のバージョン5.1.4が披露しているトリビアが心底どうでもいいけど親しみを感じた
クラウド会計アプリ「freee(フリー)」がiOS版アプリのアップデート時に近所でおいしいカレー屋さんの紹介をして話題になっていた。
一方で、普段愛用しているオンライン家計簿アプリの定番の「zaim」のアップデートを説明する文章も、なかなか親しみやすいとぼくの中で話題になったのでご紹介。
それがこちら。
秋も深まり食べ物がおいしい季節になってきましたね。サンマや松茸、新米、葡萄に栗…。梨も代表的な秋の味覚ですが、ブランドの「二十世紀」は1800年代後半になんと千葉県のゴミ捨て場に生えていたものが元になっているそうですよ。
※太字はこちらで追記。
うん、家計簿アプリにまったく関係ないどうでもいい話。
このブランド梨「二十世紀」については、なんと有益な情報…なのか?褒めているわけでもなく、けなしているわけでもなく、勧めているわけでもない。ただ「…で?」と聞きたくなる絶妙な距離感が、いい。(だからってその下は読まないけど)
freeeにしろZaimにしろ日常的に使うものなので、アプリ上でコミュニケーションを取られると煩わしく感じるけど、こうしてアップデートをするときに入れてくるのはとても上手い。少なくとも「iOS8対応」とか「バグ修正」とだけ書かれているよりはずっと好感を抱くし、何よりアプリの向こう側にちゃんと人がいる感じがする。
今後はどんなアプリでも、こうしたちょいネタを挟んでくるのは定番になってくるはず。ただみんなでやりすぎるとアップルがあまりよく思わなそうだし、文章が原因でリジェクトになってアップデートのリリースが遅れるのは本末転倒だから、ちょっとしたチキンレースの様相になりそう。
そこで勝負してめっちゃ面白いこと言えたら、こうして取り上げられてちょっと話題になるところまではいけそう。本来面倒と思われるアップデートだけど、連載っぽくしてむしろ待ち遠しく思われる…までは難しいか。
でもこれ、顔文字とかアスキーアートとか、どこまで許されるのかぜひ試して欲しいなぁ。クマー!がiTunesに表示されたら、きっと嬉しい、楽しい。
チャレンジングなアプリデベロッパーの方々、ぜひ!