「高かったでしょ?」のあの娘をFacebookで見かけたので深読みして考えてみた

実はもっと前からあって、今更だったら申し訳ないけど、この広告をFacebookで見かけたのは初めてな気がする。(意識してなかっただけかもしれないけど)

takakattadesyo

一時期色んなところで見かけた「高かったでしょ?」の娘。

しかしこの広告の内容、自分にとっていまいちピンと来ない。なぜかというと、一緒に温泉入りながら、この娘に「あの結婚式、高かったでしょ?」と言われるシチュエーションが思い浮かばないのだ。

 

この娘、誰…?

この娘が自分のお嫁さん、つまり結婚式を一緒に挙げた相手だとすると、会話をしている状況は結婚式からあまり間のない頃の旅行・・・おそらく新婚旅行中である。仲睦まじく温泉宿でのんびりする新婚旅行、ステキだ。でもここで疑問なのが、「高かったでしょ?」って、結婚式にいくらかかったかこの娘は知らないってこと?うーん、これから共に家庭を作っていく二人として、それは考えにくい。

となると、この娘は自分のお嫁さんではない。さらに「あの結婚式」と言っているくらいだから、自分の結婚式のビデオなどを見たか、参加した可能性が高い。おそらく友人だ。友人に結婚式がいくらくらいかかったのか聞いて参考にすること自体は、気心知れた仲であれば自然だ。ただ話している状況が、マズイ。忘れてはいけないが、温泉に一緒に入っている二人の男女なのだ。ちょっと気心知れすぎじゃなかろうか。

そんなことを考えながら、恐る恐るその広告をクリックして飛んだ先のページは、赤を貴重とした女性向けの雰囲気。つまりただ単に、女の子の友人同士の会話だったってこと?確かにそう取れなくもないけど・・・でもそれならなんでそんなに物欲しげに、この娘は自分を見ているんだろう。。

 

ザッカーバーグの思想は何処へ…

と、今更裏側の話をしてしまえば、元々あったグラフィック素材のコピーだけ差し替えただけってことが問題なわけで、(元々は「この旅館、・・・」だった。)なんだよ、使い回しかよ、とそういったことも含めて少し真面目な話。

映画「ソーシャルネットワーク」の中でFacebookをどうマネタイズするのかを話す場面で、ザッカーバーグが「広告を貼るのはダメだ。Coolじゃないから。」と言ったのがたまらなくCoolで、ワクワクしたのを覚えている。

それだけに、Facebookがどのような経緯で広告枠を設けるに至ったのかの経緯は知らないけれど、こういう現状でいいのかなぁ…という疑問は残る。ユーザーがカンタンに配信できるFacebookの広告のこの仕組みはとても画期的だけど、掲載されている広告たちは正直あんまりCoolじゃない。うーん…当初のザッカーバーグの思想は何処にいっちゃったんだろうか。

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