新日本プロレス『G1 CLIMAX XXI』両国国技館に行ってきた
1月4日東京ドーム大会以来のプロレス観戦。舞台は両国国技館、夏の大一番、新日本プロレス最強決定戦『G1クライマックス』!リーグ戦の最終戦と優勝決定戦ということで、もう試合開始前から熱気がすごかった!
正直前半はちょっとグダグダな試合もあったんだけど、要所要所での盛り上がりは半端ない。みんなで「ワン!ツー!」ってカウントして、決まらなかったときは「あぁ〜〜〜っ…」って落胆して、決まったら立ち上がって拍手で大喜びして。優勝決定戦を前にして完全に会場は出来上がっていた。休憩中の発表によると、1万1500人超満員札止め!確かにギッシリだ!
そしてメインイベント、優勝決定戦。
中邑真輔対内藤哲也。この試合もまた、熱かった!最後の最後までどっちが勝つのかわからないシーソーゲーム。でもやっぱ強かったのは中邑!
8年目の挑戦にして、悲願の初優勝!!最後のカウントスリーはみんなで大合唱。周りには泣いてる人もちらほら。大団円!!
リング上でのインタビューがとてもよかったのでご紹介。
「プロレス、自分にとってはこれ以上ないよろこび。好きなことをやるということは、楽しいことばかりじゃない。うれしさ、悲しさ、悔しさ、もどかしさ、それをすべて含めて、俺はプロレスで生きてると思ってる(※大歓声)。ま、こんな俺ですが、応援してくれるヤツらがいる!(※大歓声) もう1度言わせてほしい。ありがとう!(※大拍手&大・真輔コール)」
最近こういうのに涙腺弱い。中邑はデビューして間もない頃から変にプレッシャーのかかる役どころを与えられていたし、ファンからも罵声を浴びたり非難の対象になったりして、相当悩むことも多かったんだと思う。元々はプロレス大好き少年だった中邑だし、好きなことを仕事にするって、こういうことなんだなぁ、でも報われてよかったなぁ、とこの言葉を聞きながらしみじみウルウルしてしまった。
プロレスというものに対しての個人的な感情を少し語らせてもらうと、プロレスなんて八百長でしょ?なんで避けないの?というのはとてもよくわかるし、実際微妙に見えることもあるのは事実。でも逆に勝敗が決まってる中で、最後自分が真っ逆さまに落とされるってわかっててリングに向かうって、凄くない?確かに昔は完全に真剣勝負だと思ってたけど、今はもうそういうのどうでもいいや。試合に透けて見えるそれぞれの人生や、目の前の対戦相手だけじゃなく観客とも勝負しているところが本当に面白い。あと、プロレスは長く見続けるといいというけど、まさにそれを実感した今回の観戦だった。
全く興味がない人も、一度会場に足を運んでみてほしいなぁ。合う合わないはハッキリしてると思うけど、ハマる人にはハマるはず。よかったらぜひ。