iPhoneに4つのタイヤを付けて売り出す会社、それがトヨタだ!

今日の朝会で社長が紹介していた動画。じっくりみたらなるほどーと思ってワクワクした!

 

特に2番めに話している、常務役員友山茂樹氏の発言がとてもためになるので書き起こしてみた。

車がユーザーにとって、友達みたいな存在になる。そんな世界をsalesforce.comさんと実現したい。

車っていうのは、走る情報端末に変貌しつつあります。「走る」「曲がる」「止まる」という車の従来の機能に加えて、「つながる」。そのつながるプラットフォームとしての基盤になるのが、「トヨタフレンド」。ユーザーと車をつなぐソーシャルネットワークです。

最大の特徴は、車自身が「つぶやく」。これまで人と人との中にあったソーシャルネットワークの中に、車自身が参加していく。ユーザーの行動を予測していって、適切な情報サービスを提供するようにしたい。

これまで車は単なるプロダクトだったわけですが、これからの自動車ビジネスにおいて、車はお客様との「接点」。トヨタは年間800万台のお客様との「接点」を世界中に送出しているんだと。そう考えると自動車ビジネスの可能性というのは、大きく拡大します。

トヨタは「iPhoneに4つのタイヤを付けて提供している会社」になる。新しい車ビジネス、新しいトヨタというのが、もう始まっています。

一般的なイメージとして、大企業の打つ手というのは常に後手後手となっている印象を受けるけど、トヨタはそんなこと全くなし。むしろ業界の雄として、積極的に新しい技術を取り入れ、なおかつ自動車ビジネス全体の発展を考えて行動している様子がうかがえる。

確かに車は、人々の生活の中に深く入り込んでいる代替の効かない「接点」であり、イノベーションが起こる余地もまだ残されていると思うし、年間800万台の新車が世界中に送り出されているというのも、「世界のトヨタ」ならでは。

スマホが一気に普及し、SNSが広がったこのタイミングでsalesforceと組むことで、車を起点として様々な情報を最適な形につなぎあげていくことができたら…「車」の概念は今とは大きく違ったものになるんだろうな。うん、ワクワクする!

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