AKB48大島優子のポカリスエットの勝手CMがよくできているからこそ、感じたこと

AKB48の大島優子が出演している、ポカリスエットの新CMを2本ご紹介。

 

念のため…

で、念のため確認しておくと、これらの動画はポカリスエットや大塚製薬とは何の関係もありません。実際は何にも関係ない人が、勝手につくって勝手にYouTubeにアップしてるだけ。でもこの2つの動画、これでCMとしての役割を果たしちゃってると思う。だってポカリちょっと飲みたくなったもん。皆さんはどうですか?

そしてこの動画がすごいのは、既存のありものの素材だけでできているところ。商品カットだけは別で準備してそうだけど、大島優子の映像はDVDのシーンを切り貼りしてるだけだし、音楽もただPCに取り込んだだけ。(だからこれ、普通に法律違反。実際何度か消えてる。)

 

つまり大事なのは、文脈

つまりここで改めて感じるのは、

「爽やか系CMソング」×「爽やかな女の子」=「ポカリスエット」

という文脈が、しっかりと伝わって僕らの意識レベルに根付いていることの凄さそれはJR東海のシンデレラエキスプレスもおんなじ。

もちろんこの映像をつくった人のように、既存の文脈を現代風に当てはめてアレンジして仕上げるのもひとつの能力だし、凄いと思う。でもこれくらいの映像の編集なら、今やもうMacに最初から付いてるソフトでも手軽にできちゃうわけだから、編集の技術はそこまで大きく関係ない。むしろ大事なのは、こういう風に後々まで人の心に留まり続ける文脈のほうだ。

最近のCMは、そういう文脈として残り続けるものがあんまりない印象。色んな事情があって難しいこともたくさんあるんだろうけど、個人的にはこういうCMのほうが好きだなぁ。

AKB48ネタ